東北の名刹、慈恩寺 ガイダンス施設に着手(産経新聞)

  • 2018-7-31

 天平18(746)年創建と伝えられる山形県寒河江市の国指定史跡、慈恩寺の魅力と文化財の価値をわかりやすく紹介する「ガイダンス施設(仮称)」の基本設計が31日、寒河江市で行われた入札で決まった。

 平成26年に慈恩寺の史跡管理団体に指定された寒河江市は、1300年近い歴史を有する慈恩寺の史跡的価値を広く理解してもらい伝えていく、展示室などの機能をもつ「ガイダンス施設」を計画、事業主体として施設計画を進めていく。

 計画では、寒河江市慈恩寺醍醐地区の広さ約6250平方メートルの土地に、延べ床面積約800平方メートルの平屋建てを33年度内までにつくる。古代から受け継がれる慈恩寺の歴史的価値を現代に伝える拠点として、慈恩寺の文化財の一部を展示できる特別展示室や常設展示室、ガイダンス室などを設け、巨大ジオラマやシアター上映、遺物などの展示スペースなどを備えた施設にする。

 慈恩寺は、推定で年間6万人の参拝客がおり、市内の観光名所「チェリーランドさがえ」とこのガイダンス施設をつなぎ、市内を訪れた観光客が、このチェリーランドさがえを回遊後、立ち寄る第2の観光名所として慈恩寺を捉え、将来的には、慈恩寺周辺を一大観光地化する計画もある。同市慈恩寺振興課の後藤芳和課長は「まずは、慈恩寺を多くの観光客が足を運んでいける場所にし、観光客が市内を交流できるようにしたい」と話している。

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